【「中高年における生活習慣病とロコモティブシンドロームとの横断的・縦断的関連性」に関するお知らせ】
2025.07.28
お 知 ら せ
運動器の障害である『ロコモティブシンドローム(ロコモ)』は健康寿命を延ばすための重要な要素です。ロコモの該当者は若い世代から高齢者まで幅広くおり、ロコモ対策は早期から取り組むべき課題とされています。
ロコモとはロコモティブシンドロームを略した言い方です。ロコモティブシンドロームとは、移動することを表す英語のロコモーション、移動するための能力があることを表す英語のロコモティブから作った言葉で、移動するための能力が不足したり、衰えたりした状態を指します。
一般社団法人日本医学連合 https://www.jmsf.or.jp/activity/page_792.html
人間が立ったり歩いたり作業するなどの広い意味での運動のために必要な体の仕組み全体を運動器と言います。運動器は骨・関節・筋肉・神経などで、その障害のため、立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)の低下が、ロコモです。
日常生活に支障をきたしている自覚がなくても、ロコモになっていたり、すでに進行している場合があります。高血圧など生活習慣病のある人では比較的若い頃からロコモの原因となる病気にかかりやすいので、ロコモかどうかを判定するためのテストを受けます。また、すでにロコモとなっていても、進行させないようにすることも大切です。